令和5年度 松戸商工会議所青年部 会長所信

松戸商工会議所青年部は今年で32年目を迎えます。そして私個人としても青年部活動13年目を迎えようとしています。

松戸商工会議所青年部は「次代への先導者としての責任を自覚し地域の経済的発展の支えとなり新しい文化的創造をもって豊かで住みよい郷土づくりに貢献する」という指針のもと活動してまいりました。この活動は会員の視点から見た時にどのような特徴があるでしょうか。私は3つの特徴をもっていると考えています。

① 地域社会への貢献活動からうまれる松戸へのおもひ

② 活動からの学び・出会いから得られる自社企業へのおもひ

③ 活動の出会いから生まれる経験と人生の豊かさ・仲間へのおもひ

まず一つ目に、松戸の地域や子供たちに参加していただいた活動は私の研鑚につながるだけでなく、松戸の地域を愛しより良くしたいというメンバーの「おもひ」を繋げてくれます。

二つ目に、活動を通じて、会員同士の人となりや性格を知り、他業種の仕組みや運営方法を学ぶこともあるでしょう。もちろん講師例会で新しい情報を学ぶこともあります。自己研鑽・自社企業の発展に繋げる活動を全面に押し出していけるところが松戸商工会議所青年部の良さだと思います。ビジネスマッチングや経済的な交流もあります。ひいては松戸全体の経済を動かしていることも確かだと思います。

三つ目に我々、青年経営者は常に先を見据えて活動しなければなりません。他国の動乱や経済摩擦など予期できないことに対応を強いられたり、代替わりに伴うアクシデントなど苦難を乗り越えなければならないことも多いと思います。私自身、壁を乗り越えなければならない経験が何度もありました。そしてこれからも自社企業としての挑戦は続くと思われます。しかし、困難や試練に直面した時に近くにいてくれる仲間の存在がどれだけ大きかったことか図りしれません。

仲間の知識や精神的な援助は沢山の救いとなり、仲間の存在は私の人生を豊かにしてくれていると実感することが何度もありました。

さて、この3つの特徴はそれぞれが独立しているようで繋がっています。我々は松戸への地域貢献活動がなく、漠然と懇親会を重ねる活動をしていても、より良い関係性をつくることは希少ではないかと思います。同じ松戸への「おもひ」を通じて活動することで、会員同士の「おもひ」ができあがり、それが活動の範囲を大きくして松戸市民を含めた沢山の人の「おもひ」につながっていくと考えます。

私は、松戸商工会議所青年部が大好きです。沢山の経験と仲間に出会わせていただきました。

先輩方が繋いでこられた松戸商工会議所青年部を次代へ継続させていきたいと強く願っております。コロナ禍になり、おもうように活動ができない中、試行錯誤を繰り返して会の継続をしてきた2020年2021年、やっと会員同士が対面にて活動できるようになり交流を深めることができた2022年。今年は松戸の地域に目を向けた活動をして、沢山の「おもひ」を重ね合わせていきたいと強く願っております。

私はここ数年、自分の未熟さを実感することが多く、その度に沢山のメンバーに助けていただきました。まだまだ未熟な私が会長を担うことに不安もございますが、この松戸商工会議所青年部を次代に繋いでいくという強い「おもひ」を持ち、精一杯努めてまいります。皆様のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

会長 髙橋 佳孝